厚生労働省 医務技監 鈴木 康裕 氏
公開日時 2017/08/31 00:00
遠隔診療活用した糖尿病管理など焦点18年度診療報酬改定は分水嶺「実質上、2018年度改定は25年に向けて大きな分水嶺になる。生活習慣病の管理、入院医療の評価などが焦点となる」――。医療保険の重要事項を統理する職として新設された、初代医務技監に就任した鈴木康裕氏はこう語る。2025年に到来する超高齢社会、そしてその後到来する生産年齢人口の減少は、日本に暗い影を落とす。医療界もこの例外ではない。地方を中心に深刻な人材不足が起きる可能性をはらむ。こうした中で、遠隔診療や人工知能(AI)などの技術革新を用いた新たな医療提供体制を構築することも求められるところだ。鈴木医務技監に、将来の医療の姿、そしてそこに向けた道筋について話を聞いた。(望月英梨)直面する医療・介護需要のピークとその後…――2025年...