2017年度下期新薬展望 注目のファーストインクラス薬が多数
公開日時 2017/07/31 00:00
乳がんにCDK4/6阻害薬、NSCLCに抗PD-L1抗体ファースト・イン・クラスの革新的新薬が登場すると高薬価が話題になりがちとなる昨今だが、新薬が新たな治療をうみだし、新たな治療選択肢を提供できることは間違いなく、治療法・治療薬のない疾患ほど、その患者や医療関係者は新薬を待ち望んでいる。編集部では、毎年2回(5月、11月)、製薬各社の公開情報やアンケート調査をもとに直近の後期開発品を集計している。17年5月時点では国内申請中の品目数は74あり、その多くで年内承認が見込まれる。17年下期には、乳がんに用いる世界初の経口CDK4/6阻害薬パルボシクリブ、非小細胞肺がんに用いる国内初の抗PD-L1抗体製剤アテゾリズマブのほか、骨粗しょう症に対する国内初の抗スクレロスチン抗体の承認などが期待される...