月1回筋注製剤 エビリファイLAI 処方医の7割が今後処方増へ
公開日時 2017/06/30 00:00
アドヒアランス向上への高い期待処方開始の壁は高薬価統合失調症の薬物治療では多剤併用傾向や幻覚・幻聴・妄想などの陽性症状に伴う猜疑心から起こる服薬拒否など、服薬アドヒアランスの維持が大きな問題と指摘されている。そうしたなかで服薬アドヒアランス向上、ひいては血中濃度安定化による症状改善を目的に持続性注射剤が治療選択肢の1つになっている。そこで今回は経口ドパミン部分作動薬として知られているエビリファイの注射剤として、15年5月の発売から2年が経過した、月1回の筋注で用いるエビリファイLAI(以下、同薬)の臨床評価を検証する。評価は医療情報サイトを運営するケアネットの登録医師のうち、同薬の使用経験がある精神科医へのアンケート調査を基に行った。今後の処方増については、「そう思う」「まあそう思う」が各3...