厚生労働省 医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課長 磯部 総一郎 氏
公開日時 2017/03/31 00:00
集積ゲノム情報をAIで解析実用化へ先駆け指定、医療法改正で進む環境整備国民のゲノム情報をデータベースに集積。人工知能(AI)を活用して解析・分析することで、新たな治療方針の確立や、医薬品の適正使用推進、創薬の新たなターゲットが発見される――。次世代のことと思われる医療の姿が実現される日もそう遠くはない。2月28日には、がん関連遺伝子パネル検査システムが先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、早ければ来春にも臨床現場に登場する。今通常国会では、こうした技術の実用化を見据え、検査精度の向上にむけて改正医療法案が審議される。環境整備が進む中で、実用化への課題はどこにあるのか。厚生労働省医薬・生活衛生局の磯部総一郎医療機器審査管理課長に話を聞いた。(望月英梨)――ゲノム情報の臨床応用に向けて、技術革...