尋常性乾癬薬マーデュオックス 「今後、処方増やす」医師が9割近く
公開日時 2017/01/31 00:00
評価の約半数が「有効性高い」処方患者像トップは既存治療無効例、2番手に初診患者免疫の異常による表皮細胞の異常増殖により、皮膚の表面に浸潤・肥厚した紅斑ができ、銀白色の鱗屑が落ちる尋常性乾癬。その薬物治療の主流は、表皮の過剰増殖を抑制する活性型ビタミンD3や炎症を抑えるステロイドの外用で、この2剤併用も少なくない。このため現場では混合調剤も行われているが、ステロイドは塩基性、ビタミンD3は酸性で不安定になるという真逆の性質ゆえに、成分の安定性や経皮吸収性低下などの問題が指摘されてきた。そうした中で両薬の配合剤となるドボベット軟膏が14年9月に初めて登場。そして2番手となる配合剤・マーデュオックス軟膏が15年6月に発売された。今回はこのうちのマーデュオックスの臨床評価を検証する。評価は医療情報サ...