2020年の製薬産業を語る PART 2
公開日時 2016/09/30 00:00
地域包括ケア時代のMR像自ら役割を提案せよ!製薬企業と卸の連合軍で地域に標準治療を提案(右)城克文氏厚生労働省保険局総務課課長(中)手代木功氏塩野義製薬代表取締役社長(左)宮田俊男氏日本医療政策機構理事世界に類を見ない少子高齢化社会に突入する日本。人口構造、疾病構造が変化する中で、医療現場は地域包括ケアシステム構築へと大きく動き出した。製薬産業もこうした変化に対応し、新たなビジネスモデルの構築が求められている。「役割を自ら提案できなければ、地域包括ケアシステムの中で存在価値はない」と厚生労働省保険局の城克文課長は言い切る。製薬産業は、医薬品卸と組み、いかに地域に合致した最適な治療を提案し、地域医療に貢献するかも重要な視点となる。もはやこれまでのような御用聞きのスタイルでは通用しない。地域包括...