後発品調剤体制加算の届出薬局 加算点数高い「区分2」が2万軒超に 日本アルトマーク調査
公開日時 2016/03/10 03:51
日本アルトマークは3月9日、2016年1月時点の保険薬局における後発医薬品調剤体制加算の届出状況の調査結果を発表した。届出薬局は3万4806軒で、保険薬局全体の60.3%に上った。15年10月調査より加算点数の低い「加算区分1」(18点 後発品使用割合55%以上)1万4336軒で341軒減り、減少が続く一方で、加算点数高い「区分2」(22点 同65%以上)は1140軒増の2万0470軒と増加傾向にあり、2万軒を超えた。区分2届出薬局は、全薬局の35.5%、加算届出薬局の58.8%を占める。
これは、同社が全国の厚生局の情報を基に、同加算の届出状況を調査したもの。同加算は、後発品を一定以上調剤(数量ベース)すると算定できるもので、14年4月の調剤報酬改定では、薬局でGEの調剤を促すために、算定要件が引き上げられた。
加算届出薬局は、14年7月時点で2万6743軒(区分1=1万4785軒、区分2=1万1958軒)だったが、この1年半で8063軒増加(区分1=449軒減、区分2=8512軒増)した。
同社は、「区分2の順調な増加から、薬局各店が後発医薬品の使用を積極的に働きかけていることが察せられる」としている。