PART3 グローバル時代の製薬企業のあり方を考える 選択肢はコンソリデートか革新的新薬注力か
公開日時 2015/12/28 00:00
変革の時を捉えて行動せよ!「経営者としては変化を先取りして自らを変えていくしかない」――。武田薬品工業の長谷川閑史取締役会長はこう語る。数々のブロックバスターを輩出してきた生活習慣病市場が峠を越える中で、新興国市場の台頭、バイオ製剤など革新的な新薬の登場など、製薬産業はパラダイムシフトを迎えている。高齢化が進み、医療自体も変化の時を迎えている。政府が後発医薬品80%目標を示す中で、製薬産業を取り巻く変化の風はさらに強くなることも想定される。製薬企業もいち早く変化を捉え、変化し続けていかなければ生き残れない時代に入った。そのキーワードのひとつが“グローバル”だ。日本発のグローバル企業として生き残るために何をすべきか。選択肢は、コンソリデート(合併・統合する)か、バイオ製剤など革新的な新薬開発に...