【World Topics】安眠をもたらす灯り
公開日時 2015/12/14 03:50
不眠症、高いびき、睡眠時無呼吸症・・・現代っ子の睡眠障害は、「夜更かし朝寝坊」で困るなどというレベルをはるかに超えて深刻だ。そんな子どもたち向けの安眠商品の開発が加熱している。たとえば安眠をもたらす夜間照明用電球。その名もずばり”Sleepy Baby” Bulb(”眠たい赤ちゃん”電球)などである。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
体内時計と照明環境の関係に特に注目した商品開発で、安眠をもたらす照明と覚醒をもたらす照明の両方を開発・販売しているLighting Science Groupの製品である。http://www.lsgc.com
睡眠の研究が進み、どれだけ安眠できているかモニターできるようになって、トレンドは「よい眠り」をもたらす環境づくりのための製品やサービスである。
大手メーカーも、たとえば GMはアップル社のホームキットに接続可能な、環境に応じて色を変えるLEDを今年中に発売すると発表、フィリップス社もWiFiに接続でき且つアップル社のシステムに接続可能な、色彩・色調をコントロールできる電球の開発を発表している。
睡眠と覚醒だけでなく、さまざまな状況に応じて自動的に照明をコントロールするアプリケーション提供サービスが、レストランやホテル等のビジネス向けにはもとより、一般家庭向けにもスタート。たとえばブラウン大学の研究から開発された技術を駆使して「若者の学習効率アップに寄与する」照明などのサービスを提供しているDigital Lumensなど。http://digitallumens.com