【World Topics】脳に効く食べもの
公開日時 2015/11/02 03:50
米国最大最強の高齢者団体AARP(American Association of Retired Persons)がホワイトハウス脳研究プロジェクト(Brain Initiative)に参画していることはすでにレポートした。目下、3800万人の会員向けに日替わりの脳トレ・ゲームを配信するなど、脳関連情報を提供するプレミアム・サービスを開始しているが、一般会員向けにも、機関誌にさまざまな脳研究レポートを掲載している。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
最新号のAARP Bulletinでは 打撃等の古い脳の外傷の後遺症について特集しているほか(Are Old Head Injuries Fogging Your Brain?)、脳の活性化に聞く食事について、最新研究をレポートしているので(Eat Your Way to Brain Health)、ご紹介しよう。
http://www.aarp.org/health/brain-health/info-2015/brain-trauma.html
最近の研究を総合すると、脳に効くおすすめの食事は下記だ。
(1)オリーブオイル、緑茶、葉野菜(ブロッコリー、ほうれん草、 ケール):南フロリダ大学 Paula C Bllllickford教授ご推奨の「過剰な炎症反応 を抑制し正常な脳機能を保つ」効果のある食品。
(2)ビーツ、トマト、アボカド:濃い色の野菜は脳の血流を改善する。
(3)ナッツ(特にクルミ)、クルクミン、ザクロ:脳内でのアミロイド班 予防に効く食品。
(4)魚、ブルーベリー、武道、コヒー、ダークチョコレート:ニューロン生成に効果のある食品。「老化防止というだけでなく、積極的な活性化が期待できる」推奨しているのはジョンズ・ホプキンス医大のMajid Fotuhi教授。