日本血液製剤機構 遺伝子組換えアンチトロンビン製剤アコアラン発売へ
公開日時 2015/09/04 03:50
日本血液製剤機構は9月3日、アンチトロンビン製剤のアコアラン静注用600(アンチトロンビンガンマ遺伝子組換え)を7日に発売すると発表した。
「先天性アンチトロンビン欠乏に基づく血栓形成傾向」「アンチトロンビン低下を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)」に用いる薬剤で、血液凝固阻害因子アンチトロンビンの欠乏、低下で血液が体内で固まりやすくなる状態を改善する。遺伝子組換え製剤であり、ヒト血液に由来する感染症リスクを低減する。
薬価は600国際単位1瓶3万2999円。同剤は協和発酵キリンが開発し、7月に承認取得、8月31日に薬価収載された。販売委受託契約により、日本血液製剤機構が販売、情報提供活動を行う。