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緑内障発見のきっかけ 自覚症状はわずか2割 定期健診が過半数 患者意識調査

公開日時 2015/06/12 03:52

日本アルコンはこのほど、緑内障を診断され治療を受けている患者のうち、自覚症状がきっかけで受診し、緑内障と診断された人が2割にとどまるとの調査結果をまとめた。最も多いきっかけは「定期健康診断」で過半数を占め、自分では気づきにくい疾患であることが示された。

緑内障は日本で40歳以上の約5%が罹患し、その90%が潜在患者とされる。中途失明原因の第1位となっているが、初期段階では鮮明に見えない範囲が狭く、日常生活の支障はほとんどない。この疾患特性が今回の調査結果にも反映したといえる。

また、調査結果によると、毎日の点眼治療が継続できている人は4人のうち3人。継続できている人では、生活リズムの中に点眼を取り入れていたり、点眼薬の置き場所を決めておくなどの工夫をしている人が多かった。一方、治療を継続できない人の理由は「うっかり忘れ」が7割弱と最多、次いで「点眼が面倒」が3割強となっており、点眼を意識していたにも関わらず点眼しないケースが少なくないことも浮き彫りになった。

福島アイクリニック院長の桑山泰明氏は、「(緑内障は)早い段階から治療を開始し継続すれば進行を抑えられる」とし、「早期発見のために、40歳以降は定期的に継続して目の検査を受けることが重要。緑内障と診断されたら、失明を防ぐための点眼の継続が重要」と指摘している。

調査は5月16日~17日にインターネットで実施した。調査対象は全国の40歳以上70歳未満の男女360人。内訳は一般層(緑内障と診断されたことも疑いを指摘されたこともない人)120人、緑内障疑い120人、緑内障患者120人――で、それぞれ40代、50代、60代が各40人となるようにした。

なお、調査では、「緑内障が日本での失明原因の第1位である」ということを一般層の約8割が知らないことも明らかになった。
 

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