接待自粛から3年
公開日時 2015/05/31 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼2012年度からの接待自粛は飲食提供を削減したが、条件付きでの講師向け慰労がいまだに排除できない。▼業界内で慰労がポジティブな接待として承認されたため、長年のおもてなしに慣れた医師たちを甘やかす結果となっている。▼「アゴアシ」の提供が許容されている限り、不適切な処方誘導やKOL囲い込みへの疑念が消えず、経営の潜在的リスクとなる。医療費を間接投入長年歓待されてきた医師側から公式の請願が出たわけでもないが、3年前から製薬業界は接待自粛を強化しており、MRの院外業務に大きな影響を与えてきた。医薬品公取協は自主規制を強化するだけでなく、ポジティブに許容される前提条件を明示している。こ...