アールテック・ウエノ 開発中の難治性角膜上皮障害薬を参天から導入
公開日時 2015/04/30 03:50
アールテック・ウエノは4月27日、参天製薬が遷延性角膜上皮欠損の治療薬として日本でフェーズ2まで進めている「DE-105」について、開発、事業権化を継承する契約を締結したと発表した。遷延性角膜上皮欠損は、何らかの原因で角膜上皮がなくなっている状態で、角膜潰瘍などに進むおそれもある。従来の点眼薬では満足のいく治療ができないという。
同社は、この薬剤の発明者である山口大学の西田輝夫名誉教授とメディカルアドバイザーの契約も結んだ。今後は「他の疾患も開発対象として、難治性の角膜上皮障害の根治治療薬として開発を進めていく」としている。なお、同剤は米国でフェーズ1を終了しており、海外での開発も進めるとしている。