2014-15年「医薬品流通7大潮流」を読み解く
公開日時 2014/12/27 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●市場シュリンクの欧米潮流、5年遅れで日本上陸!医薬品産業曲がり角へ●後発薬急伸、17年ぶり市場収縮!薬価毎年改定俎上に医薬品流通は、大きな曲がり角を迎えた。市場収縮は上期▲3.3%、通期予想は▲2.5%だ(大手卸4社)。主因は消費税改定の影響を越える後発薬の急伸で、厚労省も想定以上とする。さらに未妥結減算がスタートし、9月の妥結率は急上昇したが、妥結を急いだ卸価格は水準を下げた。アベノミクスで成長産業とされる医薬品産業だが暗雲が垂れこめ、岩盤規制打破も、混合診療が施設限定となるなど小ぶりとなった。波乱含みの7大潮流を読み解こう。1.市場シュリンク…上期▲3.3%、後発薬急伸し60%に卸にとって17年ぶりの売上シュリンクは想定外だった。後発薬の急伸...