ロシュD 甲状腺がん検査薬を26日に発売
公開日時 2014/09/16 03:50
ロシュ・ダイアグノスティックスは9月11日、甲状腺がんの術後モニターなどに用いる検査薬「エクルーシス試薬Tg II」「エクルーシス試薬 カルシトニン」を26日に発売すると発表した。電気化学発光免疫測定法(ECLIA 法)により病院の検査室で測定が可能で、同社の自動分析装置により18分で測定ができる。
「Tg II」は甲状腺分化がんにおいて、甲状腺摘出手術後の血液中のサイログロブリン(Tg)値を測定し、がん細胞の再発や転移を診断する。
「カルシトニン」は、甲状腺髄様がんにおいて、血液中のカルシトニン値を策定し、髄様がんの診断、手術後のモニタリングに用いる。同社によると、日本国内では、放射性物質を用いた検査方法のみ販売されており、測定には特殊な検査設備が必要で、結果判定に3日程度を要していた。
この検査はいずれも保険が適用される。検査薬の希望販売価格(税抜)は、「Tg II」は6万円、「カルシトニン」は7万円(いずれも100テスト用)。
なお、対応する同社の自動分析装置は「cobas e411」「cobas 6000」「cobas 8000」「MODULAR ANALYTICS」ECLusys2010」。