地域特化型の経営を進めるチェーン調剤薬局
公開日時 2014/05/31 00:00
中小企業診断士平田雄一郎調剤薬局チェーングループの規模と進出状況調剤チェーンの形態として、20店舗以上の薬局を有するグループ企業として、傘下に複数のチェーン調剤薬局を抱えていることが多い。グループ企業内に存在する複数の薬局間で資本提携や業務提携も行われている。また親会社子会社など関係会社や、同一経営者による複数企業経営なども散見される。ただ、いずれの形態であっても経営の方向性は一致していると言えそうだ。今回は、調剤薬局チェーンを抱えるグループ企業をテーマに市場を考えたい。まず、20店舗以上を形成するグループ企業は210グループ、1万4484薬局で、全薬局数の26.0%に当たる(資料1)。グループ企業とは、例えばAグループ企業には、B調剤薬局、C調剤薬局、D調剤薬局の3つの調剤チェーンが含まれ...