開発の変化
公開日時 2014/02/28 00:00
いうまでもなく製薬企業にとって最も大きな競争優位の源泉は、画期的新薬を創出する研究開発力である。特に政府の新成長戦略のライフイノベーションで、革新的新薬の創出が目的として掲げられる中、ますます画期的な新薬を開発する能力が重要になると予想される。一方で、製薬企業にとって大きなコストを占めるのも研究開発部門である。その中でも、上市後行われるフェーズ4を含めた臨床開発は、研究開発費全体の4分の3を占める重要な機能である。臨床開発において、いかにコストを抑えつつ、上市後多数の患者の治癒・QOL(QualityofLife)の改善に寄与する画期的な新薬を成功確率高く開発していくのかは、すべての製薬企業にとって大きな課題といえよう。今回は、このように重要性を増す開発において、特に最近日本・アジアで目立っ...