NPhA 医薬品納入価の低妥結率施設ペナルティ案撤回を 14年度診療報酬改定で
公開日時 2014/02/12 03:50
日本保険薬局協会(NPhA)は2月10日、2014年度診療報酬改定論議で、医薬品納入価の妥結率が一定率以下の場合初診料等を減算する提案がなされたことに対し、撤回を求める要望書を田村憲久厚労相宛に提出したと発表した。この提案は200床以上の病院と保険薬局が対象。
要望書では「これまでも当事者間の努力のもとで改善の試みが行われ、その道半ばであることを関係者が十分理解している中、こうした努力を放棄させ、唐突かつ一方的なペナルティを診療報酬、調剤報酬を利用して行うことは、到底容認できるものではなく、また、価格交渉を通じて薬価の適正化を求めることを放棄させる悪手である」と主張している。
この点については4日に、中医協委員を出す日本薬剤師会にも遺憾の意を示し、明確な反対の態度表明を求めてきたが、委員が反対しなかったことから、今回、厚労相に撤回を求めることに至ったとしている。
<訂正>(12日11:00)
一文目の下線部を追記しました。