新規抗凝固薬
公開日時 2014/01/31 00:00
臨床第3相試験、メタ解析の結果を読む開発が進められてきた第Ⅹa因子阻害薬・エドキサバンの臨床第3相試験「ENGAGEAFTIMI-48」の結果が明らかになり、新規抗凝固薬・4剤の臨床第3相試験の結果が出揃った。ワルファリンは有効性が高い一方で、薬物相互作用や用量調整の難しさなどが指摘されており、臨床現場では投与法が簡便になる新規抗凝固薬の登場が待たれていた。それに加え、臨床試験の結果からは、いずれの薬剤も有効性・安全性ともにワルファリンへの非劣性を示した。さらには、新規抗凝固薬とワルファリンを比較したメタ解析では、新規抗凝固薬で良好なリスク・ベネフィットを示したことも報告されている。臨床試験から見える4剤の特徴と今後の市場動向を探った。(望月英梨)新規抗凝固療法の臨床第3相試験は、2009年...