大塚製薬工場 代用血漿剤ボルベン輸液6%を発売 既存品より高用量投与可能に
公開日時 2013/10/28 03:50
大塚製薬工場は10月25日、出血などの際に代用血漿として用いるヒドロキシエチルデンプン製剤(HES製剤)ポルベン輸液6%を発売したと発表した。
HES製剤は、手術時などの出血などにより低下する血圧や組織への酸素供給をコントロールするのに必要な循環血液量を補うために投与する。日本では、サリンヘス、ヘスパンダーの2製剤だけだったが、新製品はより高用量投与が可能になるうえ、出血が見られない場合にも使用可能。
この3製品の製造販売承認はフレゼニウスカービジャパンが持つが、大塚製薬工場は5月ら3製品について日本での独占販売契約を同社と締結していた。約350人の臨床栄養専門MRが情報提供活動を行う。