外来診察で「誰も同席しない」が3割弱 メドピア医師調査
公開日時 2013/10/22 03:50
医師専用サイトを運営するメドピアは10月16日、外来診察時における看護師やメディカルクラークの同席状況を会員医師2891人から調査した結果をまとめた。「誰も同席しない」と回答した医師の自由コメントには「人手も無ければ人件費も削減されている」(30代、一般内科)、「各診察室に看護師がつけるほどの人員がいない」(40代、消化器内科)とあり、人員不足が理由であることが伺えた。
外来診察時に同席者がいない状況への捉え方はさまざまで、「1対1の方が話しやすい」「問題ない」とする意見から「色々難しい」というものまで見られた。
最も多いのが「看護師」の同席で46.7%、次いで「誰も同席しない」が28.5%だった。また、「クラーク」の同席も6.2%で見られた。クラークの同席については「当初は違和感があったが、事務処理に関しては必要十分」(50代、小児科)、「主にクラークで対応し、処置が必要な場合は看護師がつく」(50代、消化器外科)などとあり、看護師は必要時にのみ同席するケースも見られた。
一報、現時点で看護師が同席している医師は「医療行為をする立場の同席が望ましいと思う」(40代、一般内科)、「化学療法の患者が多く看護師が必要」(40代、呼吸器内科)とあり、看護師の同席が必要な診療科と必須ではない診療科で体制が異なってくるものと考えられた。
調査は8月30日から9月5日の間に行われ、6万人以上のメドピア会員を対象に実施された。