捨てたターゲット医師の向こう側
公開日時 2013/09/01 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼訪問施設の選別は、あくまでも製薬企業側の自己都合であり、医療にとって有益な判断とは言えない。▼医師の向こう側には患者が必ず存在し、MRが意図的に情報提供を行わない結果として、新たな治療の選択肢を奪うリスクが生じる。▼新薬の市場浸透に大きな責任を負うMRは、数字上の目標達成だけを到達点にせず、真の消費者が置かれた立場も意識すべきだ。訪問先の絞り込みがもたらす矛盾担当先の医療機関を公平かつ満遍なく訪問することが、各社のMRにとってますます難しい情勢となっている。患者数が多い上級医師を毎回のごとく追尾したり、特定の時間帯ばかりに集結することを嫌い、MRが院内に立ち入る場合には、アポ...