ヤンセン 疼痛薬トラムセット配合錠 持田と共同販売 10月から
公開日時 2013/08/06 03:51
ヤンセンファーマは8月2日、慢性疼痛などに用いる鎮痛薬トラムセット配合錠(一般名:トラマドール塩酸塩とアセトアミノフェン)を、10月1日から持田製薬と共同販売する契約を締結したと発表した。両社で販売することで、より多くの診療科での使用を広めたい考え。
同剤は11年7月よりヤンセンが販売している。NSAIDといった非オピオイド鎮痛剤で治療困難な非がん性慢性疼痛、抜歯後疼痛の鎮痛薬で、軽度から中等度の強さの痛みに用いる弱オピオイドに分類される。
この提携は、ペインクリニックや整形領域以外でも広く製品を提供したいヤンセンと、疼痛薬が必要になる内科など幅広い領域に強みを持ち、製品の拡充を図りたい持田との戦略が一致した。持田としては、内科での糖尿病性の神経痛のほか、重点領域である皮膚、科、産婦人科、精神神経科の領域でも痛みの治療が必要になることから、製品拡充につながると判断し、共同販売することにした。