睡眠薬市場 各成分とも処方患者数の変動少なく
公開日時 2013/07/31 00:00
新薬ロゼレム、ルネスタ精神科/若年層で処方傾向も伸び悩み睡眠鎮静薬では今も変わらずベンゾジアゼピン(BZD)系薬がよく使われる。しかし、ふらつきや翌日への持ち越し効果の出やすさから、BZD系薬よりも安全性が高いとされる非BZD系薬の使用量も少なくなく、新薬も相次ぎ登場している。非BZD系の代表格は、1989年に上市されたゾピクロン(先発品名・アモバン、サノフィ)や2000年に上市されたゾルピデム(先発品名・マイスリー、アステラス/サノフィ)で、ベンゾジアゼピン結合部位(ω受容体)のうち睡眠鎮静作用に関与するω1受容体への選択性が高い一方で、筋弛緩作用が弱いとの特徴をもつ。そして12年4月にはゾピクロンの光学異性体(S体)のエスゾピクロン(先発品名・ルネスタ、エーザイ)が発売されている。エスゾ...