塩野義 ARBイルベタンと少量利尿薬の配合剤を国内承認申請
公開日時 2012/07/31 04:01
塩野義製薬は7月30日、高血圧症に用いるARBイルベタン(一般名:イルベサルタン)と利尿薬フルイトラン(一般名:トリクロルメチアジド)との配合剤「S-474474」(開発コード)を日本で承認申請したと発表した。
これはイルベタン100mg または200mg と日本で最もよく使用されているチアジド系降圧利尿薬であるフルイトラン1mg を含有する。ARBと少量の利尿薬の組合せは、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインにおいて推奨されている。国内治験では、1日1回の経口投与により、収縮期血圧、拡張期血圧に対し効果を発揮し、利尿薬由来の副作用である尿酸上昇についても投与前後の変化量が少ないことが確認されたという。