第64回米国神経学アカデミー(AAN)年次学会
公開日時 2012/05/30 00:00
アレムツズマブ、ぺランパネル、ラコサミドなどの試験結果が明らかに4月21〜28日まで、米国ルイジアナ州・ニューオリンズで第64回米国神経学アカデミー(AAN)年次学会が開催された。アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患や、てんかん、片頭痛などの機能性疾患、脳血管疾患、脱髄疾患、末梢神経疾患、神経感染症など広範囲な領域において、新たな知見が報告された。本稿では特に注目を集めた発表演題の中から、6演題を紹介する。(医学ライター森永知美)フロルベタベンを使用したPET生存患者のβアミロイド脳内沈着が高精度に検出可能アルツハイマー病の病理学的特徴である脳内のβアミロイド沈着が、PETのトレーサーとしてフロルベタベンを使用することで、生存患者の脳で高精度に検出できることが、第3相試験の結果...