アボット 分社する研究開発型製薬企業の新社名「AbbVie」に決定
公開日時 2012/03/27 04:01
2012年末までに2社に分社する予定の米アボットは、研究開発型製薬企業の新社名が「AbbVie」に決定したと発表した。アボット日本法人が3月26日に発表した。日本法人は「日本語表記は現時点で決定していない」としているが、ネット上では「アブビー」と呼称されている。
アボットは11年10月に、▽特許で保護された新薬ビジネスに特化する研究開発型製薬企業▽新薬以外の幅広い分野をカバーするメディカルプロダクトを扱う企業――の上場2社に分社化する方針を発表している。アボットとの現社名はメディカルプロダクトを扱う企業が継承するが、研究開発型製薬企業の社名が決まっていなかった。
新社名のAbbVieは、現社名のAbbottと、ラテン語のvi「生命」に由来する言葉のvieを組み合わせたもの。AbbVieの会長兼CEOに就任するリチャード・A・ゴンザレス氏(現医薬品事業担当エグゼクティブ・バイスプレジデント)は、「社名の前半の“Abb”は新会社とアボットとのつながり、またアボットから継承する最先端科学を表している。一方、“vie”は世界中の人々の健康を向上させるために新会社が引き続き推進する重大な使命を表している」と説明している。
AbbVieの現時点での年間収益は約180億ドル。抗リウマチ薬ヒュミラやHIVプロテアーゼ阻害薬カレトラ、抗RSVヒト化モノクローナル抗体製剤シナジスなどを販売する。また、C型肝炎、免疫疾患、慢性腎疾患、がん――などの領域に開発パイプラインがあり、同社は「成長を加速することができる」としている。