調剤薬局へのプロモーション
公開日時 2012/03/29 00:00
中小企業診断士平田雄一郎医薬分業の進展は、MSの日々の営業活動に大きな影響を及ぼしてきた。調剤薬局との取引に多忙な業務を費やすことになったためだ。日本薬剤師会のホームページから、2010年度の処方せんの受取率は、全国平均で63.1%。都道府県による地域差はみられるものの、今後も医薬分業はますます促進される方向にあるだろう。地域によって事情が異なるMSのプロモーション2009年度の販売対象別の売上は、薬局・薬店市場への販売額シェアは50%を超えており、調剤薬局への販売促進は、MSの日々の重要な業務となっている(日本医薬品卸業連合会ホームページ、図1)。一方で、MSによっては、担当する取引施設が拡大し、処方元である診療所医師へのプロモーションが手薄になることも、日々の現場で起こっている。MSの処...