日本イーライリリー 2011年度業績は19%増の1594億3600万円
公開日時 2012/03/16 04:01
日本イーライリリーは3月15日、2011年度業績を発表し、売上高は前年比19%増の1594億3600万円となったことを明らかにした。
発売後10年を経過したジプレキサが前年比9%増の509億円を売り上げたほか、2010年4月発売の骨粗鬆症治療薬フォルテオが123億円超を達成し、業績伸長に寄与した。そのほか抗うつ薬サインバルタもリリー単独での販売で前年比122%増の103億円超を売り上げ、業績の牽引役を果たした。
がん領域では、抗悪性腫瘍薬アリムタが14%増の370億円、卵巣がんの適応を追加したジェムザールが1%増の200億円を売り上げた。(製品売上高はいずれも薬価ベース)
後期開発品については、エキセナチド、オランザピンの剤型追加と、「成人期の注意欠陥/多動性障害」の効能追加を目指すアトモキセチン塩酸塩カプセル剤が申請段階にある。そのほか第3相段階にはアルツハイマー型認知症における進行抑制の効能取得を目指す静注製剤LY2062430(solanezumab)や、非ホジキンリンパ腫の治療薬LY317615(エンザスタウリン塩酸塩)など11品目がある。