中外製薬 全MR・学術担当者にiPad2導入 1月中旬から
公開日時 2011/11/29 04:00
中外製薬は11月28日、医師ら医療従事者への情報提供活動用のツールとしてiPad2を、約1700人の全MR・学術情報担当者に1月中旬から導入すると発表した。動画を含むあらゆる情報提供資材、インターネットを介した迅速な情報検索などを活かして、医薬品情報をより早く、正確に分かりやすく伝えることを後押しする。
iPad2には、▽基本的な製品情報の提供(製品情報概要、最新の添付文書、副作用など安全性情報など)▽各種研修、自己学習用の資料▽メールの送受信、スケジュール管理、日報入力、実績確認――などの機能を搭載する予定。社内承認を得たコンテンツをMR自身が、個々の医師に合わせて組み合わせたり、並べ替えたりといったカスタマイズをし、より個々のニーズに合った情報提供にも役立てる。論文や添付文書情報など業務に必要なアプリを入れることも認めるという。
同社によると、iPad2を情報提供活動用ツールとして活用することについてトライアルを3回実施し、医療従事者への提供情報への理解がより深まり、処方意向につながるケースもみられたとして、導入を決定。1750台用意し、MR・学術情報担当者ほか、営業支援の担当者などに配布する。