相次ぐ患者情報の流出
公開日時 2011/10/31 04:00
スタンフォード大学病院の患者情報が大量にウェブ上に流出して問題となったのは今年8月末のこと。流出したのは2009年に同大学病院の救急診療窓口を受診した患者2万人の個人情報で、具体的には患者の氏名、診断コード、入退院日、病院からの請求金額、患者の銀行口座番号で、ソーシャルセキュリティ番号とクレジットカード情報が流出しなかったことだけが不幸中の幸いと言われた。流出の原因や流出の経路はなお調査中である。(医療ジャーナリスト西村由美子)患者情報流出事件はかなりある。最近の例には、たとえば①テキサス州のAustinCenterforTherapyandAssessmentから1870人分の患者情報(氏名、ソーシャルセキュリティ番号、診断内容)が流出。流出経路は不明。②デトロイトの病院HenryFord...