新薬採用アンケート2011年版 ファーストインクラスの新薬が上位に
公開日時 2011/09/28 04:02
ミクス編集部が毎年実施している病院薬剤部に対する新薬採用アンケート。今年は223施設の協力を得て、10年6月から11年6月に薬価収載された53品目を対象に、採用薬剤や採用の決め手などを調査した。
採用率の高かった順に製品をランキングしたところ、トップ10には治療体系を大きく変えるようなファーストインクラスの革新的新薬がランクインした。なかには、発売後数か月という異例のスピードで採用された製品も含まれていた。上位製品をみると、採用率トップは末梢性神経障害性疼痛治療薬リリカで、採用率は90.6%と断トツ。これに次いで、2位は抗凝固薬プラザキサ(採用率74.4%)、3位は睡眠導入薬ロゼレム(73.1%)、4位は腎性貧血治療薬ネスプ(67.7%)、5位は抗インフルエンザ薬イナビル(66.8%)――などとなった。上位製品の採用率はいずれも高水準で、これは過去4年間の調査では見られなかった傾向だ。
編集部ではこれらの調査結果を踏まえ、採用時に医療機関側が何をポイントに採用薬剤を決めているのか「採用の決め手」を探った。本調査の結果の詳細はMonthlyミクス10月号(10月1日発行)やミクスOnlineに掲載する。