関節リウマチ治療薬 シンポニー
公開日時 2011/08/30 00:00
需要高まる皮下注製剤の競争激化へ、勢力図を変える起爆剤に関節リウマチの治療薬として、03年に臨床現場にレミケードが登場し、治療に大きな衝撃をもたらした。それから8年が経過し、同剤を含め生物学的製剤は5製品発売され、国内リウマチ患者のおよそ10万人に使われる薬剤となった。そして、今秋には6番目となる生物学的製剤シンポニー(一般名:ゴリムマブ)が発売される。市場へのインパクトを探った。(小沼紀子)ヤンセンと田辺三菱共同販売で早期浸透へシンポニーは米国セントコア社(現JanssenBiotech,Inc,)で開発された薬剤で、国内ではヤンセンファーマと田辺三菱製薬が共同で臨床試験を実施。今年7月に「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」の効能・効果で承認された。4週に...