卸連会員の10年度粗利率6.54% 前年度の過去最低を更新 卸連まとめ
公開日時 2011/08/11 04:02
日本医薬品卸業連合会は8月10日、会員企業の10年度決算をまとめた「卸経営アンケート」(10年9月期~11年4月期決算、回答67社)を発表した。それによると、売上総利益(粗利)率は過去最低だった前年度より0.45ポイント下がって6.54%だった。売上高が薬価改定や納入価の下落で1.37%の低い伸びにとどまったことなどが原因。
回答のあった67社合計の売上高は8兆9030億8400万円、1.37%増で、医薬品市場全体の伸び率2.44%(クレコン調べ)を下回った。粗利率の悪化に加え、設備投資などで販売管理費もかさんだことで、営業利益率も悪化し、0.42ポイント下がって過去最低の0.13%となった。