人工着色料とADHD
公開日時 2011/06/06 04:00
食品に用いられる人工着色料が子どもの行動障害を助長するのではないかという研究報告が相次いだことから米国FDAが検討委員会に委嘱してきた調査の結果がまとまった。(ジャーナリスト西村由美子)http://www.fda.gov/AdvisoryCommittees/Calendar/ucm236321.htm2日にわたる討議の結果は「食品用の人口着色料の摂取とADHDなど子どもの行動障害の発現には相関がみとめられるとはいえない。しかし、すでに何らかの行動障害の認められている子どもでは、人工着色料の摂取が症状を憎悪させる可能性が完全には否定できない」というもの。パネルは、着色料に関して食品表示法に行動障害との関連が疑われることを警告すべきか否かについては、8対6の評決で「つけない」こととなり、結論...