放射能漏れ事故への対応 アメリカのガイドライン
公開日時 2011/04/27 00:00
西村由美子メディカル・ジャーナリストAugustNetworks,Inc.(米国カリフォルニア州)代表東北太平洋沖地震に端を発した福島第一原発の事故が原子力施設事故の深刻度を示す国際評価尺度で最悪の「レベル7」に引き上げられた。死者が出ておらず、原子炉圧力容器、格納容器が原型をとどめている点などが異なっているとはいえ、レベル7という尺度はチェルノブイリの事故と同レベル。拡散した放射性物質による健康への、また環境への影響が懸念される一方、周辺住民だけでなく、日本社会全体に広がる不安感への対応にも、また、周辺諸国はもとより国際社会全体に対する対応や説明責任にも、日本の国家としての見識が問われている。米国ではテロ対策の一環米国では放射能関連事故に対応する際のガイドラインは、各方面でかなり詳細にとり...