田辺三菱製薬は10月４日、11年３月期の第２四半期（４－９月）と通期（４－３月）の業績予想を上方修正した。予想を上回った理由について、売上高では、関節リウマチ治療薬レミケード、脳保護薬ラジカットなどの主力品を中心に国内医療用薬が順調に推移したことに加え、行政処分の影響が現時点では軽微にとどまっていることを挙げている。利益面では、増収のほか、販管費の発生がずれ込んだことを挙げている。それを踏まえ通期業績予想も修正することになった。

第２四半期
【連結業績修正後予想（前回予想）10年３月期第２四半期実績〕
売上高　　2040億円（1980億円）1982億3900万円
営業利益　　390億円（310億円）274億5600万円
経常利益　　390億円（310億円）279億1000万円
純利益　　220億円（160億円）135億5200万円

通期
【連結業績修正後予想（前回予想）10年３月期実績〕
売上高　　4010億円（38000億円）4047億4700万円
営業利益　　670億円（550億円）614億7500万円
経常利益　　670億円（550億円）616億4900万円
純利益　　355億円（270億円）302億5300万円