協和発酵キリン 保存期の腎性貧血に使用できるネスプ注射液 26日に新発売
公開日時 2010/08/27 04:01
協和発酵キリンは8月26日、透析導入前の保存期慢性腎臓病の腎性貧血患者などに使用でき、皮下投与もできる持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ注射液」を同日から発売したと発表した。全8剤形。ネスプ注射液によって保存期慢性腎臓病から透析期まで全ての腎性貧血患者にネスプが使用できることになった。既存のネスプ静注用製剤は経過措置品目となり、ネスプ注射液に順次切り替える。
ネスプ注射液は既存の静注用製剤に対して、▽皮下または静脈内投与による保存期慢性腎臓病における腎性貧血の効能・効果の追加▽腹膜透析患者における皮下投与による投与経路の追加▽透析施行中の腎性貧血に対する静脈内投与による初期投与の用法・用量の追加▽「ネスプ静注用」から「ネスプ注射液」に名称の変更▽180μg0.9mL1筒の規格の追加――の5点の変更がなされた製剤。