その1 プロローグ
公開日時 2010/04/29 00:00
OBC研究所代表小原公一ドイツ・ロシユのルドルフ・エベリング氏がロシユ式プロパガンダを教える為に来日したのは、明治44年(1911年)の事であり、丁度今年で日本にプロパー活動が始まって、100年目を迎えた。フロックコートをまとい、山高帽子をかぶり、二人力の人力車で訪問活動を開始してから、約100年の歳月が流れ、MR活動のあり方も、大いに変化して、現在に至っているが、その置かれた環境も多大に変化し、その行動は正に、生物が環境変化に伴って生き続ける様に非常に似ていると思われ、この連載を書くに当たって「MR生態学」と命名した。大先輩たちの話を思い出してみると、戦前のMR活動は、教育制度も会社には無く、地図を渡されて明日から回れ的な活動であったというが、その当時の先輩たちの武勇伝には現在では想像も出...