三和化学 新規の高尿酸血症・痛風治療薬候補を導入
公開日時 2009/10/09 04:01
三和化学は10月8日、富士薬品が新規の高尿酸血症・痛風治療薬としてフェーズ2まで開発を進めている「FYX-051」(錠剤)の日本国内での共同開発と商業化に関する権利を取得したと発表した。重点領域の糖尿病に関連する領域の製品として位置づけたい考え。フェーズ3から共同で開発し、13~14年ごろの発売を目指す。
発表によると、同剤は富士薬品が創製したもので、尿酸生成に関与するキサンチンオキシダーゼを阻害する作用を持つ。肝クリアランス型であるため、腎機能が低下している患者に使いやすい薬剤として期待している。契約一時金は開示していない。
キサンチンオキシダーゼ阻害剤としては、グラクソ・スミスクラインザイロリック錠剤(一般名:アロプリノール)が知られている。最近では帝人ファーマの「TMX-67」(同:フェブキソスタット、錠剤)が再申請に向け準備が進められている。