ASCO トラスツズマブ、HER2陽性進行胃がんの生存延長
公開日時 2009/06/05 04:00
進行胃がんに対する個別化標的治療の第3相試験として初の生存期間延長という画期的な成績が、6月1日のオーラルプレゼンテーションでEricVanCutsem氏(theUniversityHodpitalGasthuisberginLeuvecen)によって発表された。この試験結果は、第3相無作為化オープンラベル国際多施設試験ToGAtrialから得たもの。HER2陽性局所進行/再発/転移性胃がん患者に対する一次治療として、標準化学療法(CT:5-FU+カペシタビン+シスプラチン3週毎投与6サイクル)に加えてトラスツズマブ(病勢進行まで3週毎投与)を投与した。その結果、トラスツズマブを投与した294例の全生存期間は13.8ヵ月だったのに対し、CTのみの290例の全生存期間は11.1ヵ月と、有意に延...