ASCO ペメトレキセドによる維持療法でNSCLCの生存期間が有意に延長
公開日時 2009/06/01 23:00
悪性中皮腫に加えて「切除不能な進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)」に対する適応が認可されたばかりの代謝拮抗性抗悪性腫瘍薬ペメトレキセドによる維持療法で、NSCLC患者の無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)が有意に延長することが明らかになった。5月31日のORALPRESENTATIONで発表された。プラチナ製剤を基本とする初期治療後に増悪を認めないステージ3B/4のNSCLC患者を対象とする第3相無作為化二重盲検試験で、適切な対症療法[BSC]に加えてペメトレキセド(500mg/m2、day1、21日毎)を投与した441例のPFSは4.0ヵ月、OS13.4ヵ月と、BSC+プラセボ投与222例(PFS2.0ヵ月、OS10.6ヵ月)と比較して、いずれも有意に延長した。PFSのハザード...