アリジェン ソリブジンクリーム、米でP2入り
公開日時 2006/03/23 23:00
バイオベンチャーのアリジェンは3月23日、米国の関連会社であるジェナスと
共同開発したARYS-01(ソリブジン)クリームが同国でフェーズ2を開始した
と発表した。適応症は帯状疱疹で、フェーズ1では安全性や皮膚忍容性に問題
がなかった。帯状疱疹治療薬としてはビダラビンに次ぐ外用剤で、同社は欧米
を中心に市場への期待をかけている。
同剤は05年3月に帯状疱疹を対象疾患としフェーズ1入り、同11月にフェーズ
2の試験計画をFDAに提出していた。特長は▽アシクロビルの2000倍以上強い
抗ウイルス作用を持つソリブジンを有効成分とする▽内服薬にみられるような
副作用が起きない―など。ソリブジンは93年に、フルオロウラシル系抗がん剤
との相互作用による死亡例が報告された経緯がある。