厚労省 インフルエンザワクチン副反応162人
公開日時 2004/09/30 23:00
厚生労働省は9月30日、03年度にインフルエンザワクチン接種を受けたうち、
因果関係が不明なものも含め162人について副反応の報告があり、うち7人が
死亡、後遺症が残ったケースも5人あったと発表した。死亡したのは50代以上、
後遺症が残ったのは30代1人と60代以上で、いずれも、ワクチンの影響が強く
疑われる症例とは言えなかった。「ワクチン接種13時間後に入浴中に溺死」と
いう症例も含まれる。
報告が多かったのは、注射部位の発赤・膨張(26件)、発熱(18件)、ショッ
ク・アナフィラキシー様症状(14件)など。予防接種法に基づく65歳以上など
定期予防接種対象者に関する副反応については従来から集計していたが、全年
齢を通してまとめたのは初めて。10歳未満(35人)、10代(24人)の副反応も
少なくない。