「再診料引き下げ」見送りの裏に潜むもの
公開日時 2008/02/29 00:00
保険外政策医療導入のトリガーか2008年度診療報酬改定の目玉とみられていた、診療所再診料の引き下げが見送りとなった。財務省、厚生労働省は否定するものの、昨年夏頃からリークするような形で「診療所再診料の引き下げ」をアピールしてきたが、最終的には2月1日の中医協総会で、正式な見送りが決まった。再診料分の振り替え分約200億円は、外来管理加算の要件厳格化などで対応することになる。いずれにしても、診療所を中心とする日本医師会は、0.38%の医療費本体のプラス改定を確保したほか、最大のテーマであった「再診料引き下げ」も一応回避することに成功した。パブコメに示された開業医の危機感厚労省は1月25日を限度として、次期診療報酬改定案に対するパブリックコメントを募集した。再診料に関する論議の内容を整理するには...