混乱を予感させる特定保健指導
公開日時 2008/04/30 00:00
予測できない「受診勧奨患者」の動向4月から、一連の医療制度改革のうち後期高齢者医療制度、特定健診・特定保健指導などが実施時期に入った。後期高齢者医療制度は、制度のスタートを迎えてメディアの厳しい批判にさらされている。「姥捨て山保険」といわれて、福田首相が制度名称の変更を指示するなどのドタバタから始まって、新保険証が届かない問題、旧保険証での受診の可否など、ある程度予想されていた混乱が噴出し、「年寄りイジメ」として大手メディアの格好の的となった。制度創設の確定時に、こうした混乱予想を大きく取り上げればよいようにも思えるが、政府が混乱の主役にならなければニュースの価値はないということだろうか。特定健診・特定保健指導については、まだ大きな問題意識が一般的にはなっていないが、健診が実施され、実際に特...