薬価制度改革論議がスタート
公開日時 2008/07/31 00:00
中医協、業界側が再度のヒアリング7月9日に開催された中医協薬価専門部会で10年度の薬価制度改革について業界からのヒアリングが行われ、本格的な議論がスタートした。昨年は診療報酬改定議論があったため現行ルールの変更にとどまったが、中長期的な財政効果のエビデンスに基づく抜本的な改革議論が期待されている。業界改善案、基本骨格は維持日薬連が昨年提示した案は、企業が届け出た価格を新薬評価組織が評価し中医協が承認する「届出価格承認制」と特許期間中は新薬の価格が下がらない(薬価改定が免除される)「エグゼンプト・ドラッグ」を柱にしている。今年はそれらを改良、より具体化したものを提案した。優れた新薬をきちんと評価し、再審査期間中は薬価改定を免除するという「骨格」は変わらない。昨年提案した届出価格承認制については...