新しい自分を発見する喜び
公開日時 2008/08/31 00:00
至福の時天童よしみ、テレサ・テンやバッハのCDを聴きながら、買い込んでおいた本を繙く。私の休日の喜びはこれに尽きる。本を読んでいて、疑問に感じること、もっと詳しく知りたいことにぶつかったら、探究項目リストに控えておき、専門書に当たったり、図書館の平凡社百科事典で調べる。こうして疑問が氷解した時の快感は格別である。そして、スイミング・スクールで、クロールで連続1000m泳ぐ。泳いだ体をサウナで温め、腰痛・肩痛予防の柔軟体操をしながら、連載中の原稿や仕事の構想を練っていると、ワクワク・ドキドキと気分が高揚してくる。自己の発見フィールズ賞に輝く世界的数学者・広中平祐が『生きること学ぶこと』(広中平祐著、集英社文庫)の中で、「自己の中に眠っていた、全く気づかなかった才能や資質を掘り当てる喜び、つまり...