地方が突きつける使用促進策への反発
公開日時 2008/08/31 00:00
「変更不可」微増が示す現場の厳しい声4月の診療報酬改定で処方せん様式が変更されて早4ヵ月。後発品の処方せん動向が思わぬ方向に進んでいる。変更直後に4割弱あった「変更不可」処方せんが、時間を経るごとに徐々に増えているという現象だ。とくにその率が異常に高いのが北海道で、3枚のうち2枚の割合で「変更不可」の処方せんだという。日本調剤がグループ店舗を調査したところ、4月以降に処方せんに「変更不可」と記載しているケースが徐々に増えている。4月は制度変更直後であるため、移行時期ともみられ変更不可処方せんは38.8%だった。その後、減少傾向となるものとみられていたが、5月40.0%、6月42.4%、7月42.9%とじわりと増加傾向を示している。発行する処方せんすべてを「不可」とする医療機関も少なくないとい...